その急成長ぶりを口座数と預金残高で見てみましょう。口座数は08年3月末の12・4万口座から09年3月末の41・8万口座と3・4倍へと急増、さらに同年9月末には57万口座へと増えています。預金残高は08年3月末の2914億円から09年3月末の6299億円と1年で倍増。さらに同年9月末には8273億円へと急増しています。そして、09年9月28日には、開業からわずか約2年3ヵ月にして預金残高が9000億円を突破し、口座数も63万口座を超え、快進撃を続けています。今では預金残高に関しては、ネット銀行の中ではソニー銀行に次いで2位にランクされるまでになっています。同行の一番の魅力は、預金金利の高さです。07年9月の開業以来、円定期預金では、ネット専業の中で最も高い金利を提供し続けてきました。特に、ボーナス時期を中心に行なわれている特別金利キャンペーンやキャッシュバック、景品プレゼントなどでは、他行を圧倒し続けてきたと言えるでしょう。最近は、その金利の魅力が薄れはじめているのが気がかりです。同行が取り扱っている金融商品には、円預金(円普通預金、SBIハイブリッドTM預金、円定期預金、仕組預金)、外貨預金・FX(外貨普通預金、外貨定期預金、くりっく365<FX>)、投資信託・債券、ローン(住宅ローン、ネットローン、不動産担保ローン)、保険(死亡保険<収入保障保険>、死亡保険<定期保険>、医療保険、自動車保険、火災保険<住宅ローン専用>)などがあります。
業種は違うが、スポーツ衣料メーカーで揺るぎないブランドを確立しているナイキも、デルと似たようなビジネスモデルを持っている。ナイキはデル同様、商品のパッケージングとマーケティングに非常に優れており、そのうしろ側の部品調達にあたる部分は最適なサプライヤーから調達してくる。つまりナイキの「社員」には製品を実際につくっている人というのはほとんどいない。それをネットワークでつないで、一つのバーチャルな会社のように動かすということをおこなっているわけだ。「会社に所属する」とはどういうことかここまで、どちらかと言えば新しく現れるビジネスについて紙数を割いてきたが、むしろ問われているのは、既存の企業は果たして従来の組織のままで競争力を維持できるのかどうかということだ。ネットワークを使えば、企業が「自前主義」に縛られる理由はどんどん小さくなってくる。そうなると、ある企業の戦略優位性というものは、どこで測ったらよいのだろうか。
数年前のバブルのとき、まだまだ値上がりすると思って株式投資をした人はたくさんいると思いますが、下がる前に処分して利益を上げられた人はどのくらいいるのでしょう。急速に普及し始めたネットトレーディングであちこちの証券会社から株や投資信託を購入してしまい、トータルのマイナスがいくらになるのか自分で計算する気にもなれずに、ほったらかしの人もいるのではないでしょうか。もしWebサービスを使ったアカウントアグリゲーションサービスがあれば、そのような人でも瞬時にマイポートフォリオを参照することができます。アグリゲーションとは「ひとまとめに集めること」、「集合」という意味です。複数の金融機関の口座情報をまとめて照会できるように各金融機関の預金情報や取引情報をWebサービスで集約し、それをさらにWebサービスでTSP(インターネット接続サービス業者)やインターネット銀行などのエンドユーザー向け照会システムに渡すというしくみです。エンドユーザーは、株などの投資|青報だけでなく、普通預金はもちろんのこと外貨預金や定期預金、住宅ローンなど、さまざまな口座情報をまとめて確認することができます。もっとも、こんなアグリゲーションサービスがあったとしても、含み損を確認するのがこわくて見られない場合は話が別ですが。