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集中力の差とは

「遊んでばかりいる」と嘆いている親が多いと思うが、能動的な遊び、すなわちゲーム性があって、皆で工夫しながらしなければならないようなもの、そういう遊びに夢中になっている場合は、全く心配ない。遊びに夢中になるだけのエネルギーのあるお子さんは、何かのきっかけで勉強をやり出すようになれば、とてもすばらしい成績をとるようになる。逆に遊びにも夢中になれない元気のない子どもは、集中力に欠ける場合がほとんどなので、まず勉強の方も、いくらさせたとしても、あまりよい結果は得られない。私はまだ二十代、三十代のころは、子どもたちをハイキングやスケートなどに連れて行ったが、利発な子ほど、また頭を使うことが好きな子ほど、いろいろな遊びを考え出して遊んでいた。特にハイキングで昼食の休みを一時間ぐらいとった時など、頭の回転が速く学校の成績が良い子どもは、実に生き生きとしている。

学佼と塾の授業

三平方の定理のところは、とかく公式を暗記するだけで終わってしまい、後はそれを利用した応用問題を解く練習をすることが中心となる。いかに公式を利用して、複雑な問題を、一定の時間内に答えられるかが、高校受験生の関心事になる。そのため塾の、特に進学塾の授業は、その公式は証明されたものとし、つまり全員わかっているものとして済まされ、応用問題を解くことに、ほとんどの時間を費やすことになる。一方、この定理を、きちんと順序だてて解説してくれるのは、学校の授業である。その証明だけで少なくとも一時間、多いときは二時間ぐらいかけて、ていねいに図を用いて説明してくれるのが、学校で行われる授業だと思ってほしい。なお、地元密着型の総合塾や補習塾では、学校と同じように、いろいろな証明のしかたをていねいに教えてくれるところもあることを付け加えておく。学佼と塾の授業では、同じ三平方の定理のところでも、やり方がかなり違っていることがわかっていただけたであろうか。

難解な英語の書類を読みこなせるわけ

公立中学生の保護者は存じていると思いますが、「ゆとり教育」の下では、公立中学の英語は週三時間の授業しかありません。それも英会話中心で、高校受験や大学受験に不可欠な英文法はあまり教えなくなっています。一方、私立の中学は英語が週五〜六時間あり、大切な英文法をみっちり教え込んでいます。この違いを知れば、親の誰もが子供を私立中学に通わせたい心境にあるのでは……。私立入学は別にしても、公立の中学生ならば、塾で英文法を学ばせるなど、私立中学との教育格差を埋める必要があります。放置しておくと進学に際し、不利な結果を招くことは、否定できません。英文法が重要なのは、受験対策だけではありません。仕事の関係で米国や英国、オーストラリアなどを飛び回っていますが、欧米人を相手に専門的な会話ができ、何とか難解な英語の書類を読みこなせるのも中学、高校を通じて英文法を身に付けることができたからだと思っています。


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